私にたいして透哉はもちろん優しい。 でもそれは"幼なじみ"として。 透哉の鈴に対する眼差しは 私のものとは比べものにならないほど 優しくて、柔らかい… 中2になり、眼差しの違いを痛いほど理解した。 その前から気付いてはいたが、 だから私にされる告白は 1つも嬉しくない… 鈴は怒るかも知れない、だけど どんなに顔を真っ赤にして、 どんなに緊張が伝わったって、 1つも嬉しくない… ―――――透哉からでない限り