ホントに大丈夫なのに…
ってかせっかくのデート、全部失敗ばっか…
「おっ!晶、今日もか?」
「うるさい。奥空いてるだろ?」
この人が先輩の友達だろうか?
ってか"今日も"って
先輩しょっちゅう来るんだ。
「もちろん!おっ、可愛いーじゃん!」
「喋ってないで仕事しろ、馬鹿。あっ救急箱ある?」
「おうっ。」
そうして先輩の友達から救急箱を受け取ると
奥の方の部屋に連れて行かれた。
カラオケボックスという
こともあり、部屋は薄暗く、
柔らかいソファーがテーブルを囲んでいた。
先輩は私を奥の方に座らせた。