「鈴っ!あと何分?」



「ふぇっ!んと、5分!」



「やべぇな、おい!ちゃんと掴まってろ」



「オッケー!!」


ラストのこの長い坂を昇れば学校がある。


私はぎゅっと透哉のシャツを掴んでいるのを強くする













「ぐっ!」





透哉は顔を歪めて昇りだす。











前にいっかい言ったことがあった。





私乗せて坂つらいでしょ?
私降りて走るよ?











その時透哉は笑顔でこたえた。









別にー。鈴ぐらい大丈夫だし



…まあ重いけど(笑)
















…聞いて後悔。
あ、はい。知ってるー。








なんか思い出して
嫌になったから考えるのやーめたっ!