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ちゅんちゅちゅん
「っんー…」
いくら春だからといってまだまだ布団が恋しいです。はい。
出たくなーいよワタシ。
「ー…ん…りん…鈴!」
葵の声ぇ~?
「鈴!もう7時回ったよ!遅刻するよ!」
遅刻…!
ガバッと包まっていた布団を
投げ直立。頭がやっと起きてきた。
葵をみると髪を巻き終えて
あとは行くだけになっていた。
「なんでー!もっと早く起こしてよー;;;;;」
いそいで制服に着替える。
私達の学校の制服は地元でもひょうばんの可愛さだ。
真っ白のワイシャツにベージュのカーディガン、
赤がきれいなチェックスカート、
お揃いのリボンには校章が入っている。
「起きなかったの。じゃあ私行くねっ」
バタン
むっ無常だぁああああ