「電話番号変わってなかったんだ。てことは、まだあの家に住んでんの?」



――――――――――――は?
何言ってんのこの人。


あの家? 
私の家を知ってるみたいな口ぶり。

私の名前も知ってるし、家の事まで?





「だから、誰っ」


今度は敬語も使わず、問いかけた。




「STORMのリーダー」

「・・・何言ってんですか。STORMの人が何で、私の家の電話番号知ってんですか。私の名前知ってんですか」




一瞬驚いたけど、
そんなことあり得ないし!

どうせいたずら電話だし!


そう考えて冷静に答えた。