ただ志季の心は
いらだっていた

「自分を探られてるみたいで
いやだわ」

(リボンのこともあるのか)
問いに答えず
少しきつい口調で
言ってしまった。

しかし悠清は

「たしかに」

そう一言言っただけだった・・・