ヨシくんはモテるなぁ。



そんなことを、幼馴染みで親友だった海耶(ミヤ)はよく言っていた。

ただ海耶は、俺を羨んでいた訳ではなかった。それは確かだった。



そんな海耶が死んだのは、数日前。

……唐突だった。


いつもより太陽が照りつける暑い日。