「海耶、俺、彼女ができた」


そう言ったヨシくんの後ろから顔を出したのは、可愛い女の子だった。


心臓が壊れそうなほど、脈打って……痛い。


いっそ、壊れてくれれば良かった。僕がヨシくんを悲しませる前に。