そして、日曜日。


先生は例のスカートにノースリーブの爽やかなシャツを着て、ぎこちない動きをしている。




「なっちゃん、悪いねー!3時くらいには帰ってくるから」


「いえ、気にしないでゆっくりしてきてください」




私がそう言うと、先生のお父さんが嬉しそうに頷いた。


先生の新しい一歩なのだ。




「あ、ナツ、昼前には皐月が来るから何か旨いもの作って貰いな!」


「は!?」