「おばちゃん、ごちそうさま」 「また来てね」 モヤモヤした気分のまま、私は皐月を見送った。 先生はまたかなり酔っぱらっている。きっと明日もがらがら声だ。 先生の姿を見て、思った。 このひとのどこがいいんだろう、って。 でも、そう思うと同時に、先生みたいなひとになりたいとも思ったんだ。 明るくて、前向きで、平等で、思いやりがあって… 太陽みたいな人。