「い、良い先生です。男子からも人気あります」


「マジで!?」


「はい…早く彼氏作れよ、とか言われていつもいじられてますから」


「あー…ハハハ!そゆことね!驚いた〜」




皐月が笑うと、先生が私をコラと小突いた。


皐月は嬉しそうに、その後も先生の様子を聞きたがった。


そして、私はなんとなく気が付いてしまったのだ。


皐月は、先生のことが好きなのかな、と。