私は道脇に咲く花を摘むんだ。

花占い。

戻るか、戻らないか。

大人だと思ってたのは自分だけ。

それが、違ったのだと自分で気が付いた。

だったら、運命を信じて突き進もう。

占いだって、信じる。



「戻る…戻らない…戻る…戻らない…」



満足してから、後輩に戻ってもおかしくない。

お兄ちゃんたちの企みに巻き込まれる前から、私は好きだったかも知れない。

一目惚れってやつ。

悪魔だって構わない。

天使に変えても良い。

付き合えたら、そこから私の理想を求めるのも遅くない。

だから歩斗。

チャンスを下さい。