関西弁女こそ、余計な口出しすんなよ。
いい加減迷惑だ。
「……アンタにひとつだけ、いいコト教えたる」
「あ??」
「……兄ちゃんの仇取っても、あたしは兄ちゃんの分まで生きるって決めたわ。死ぬのはやめたわ」
「そうか。好きにすりゃいい」
「……アンタには迷惑かけんようにする。だからアンタも、ひとには迷惑かけずに生きるんやで」
関西弁女はそう言うと、ポケットに手を突っ込みそのままどこかに消えた。
……チッ、余計なお世話だ。
てめぇに言われなくてもなぁ、オレはひとの世話になる気なんてこれっぽっちもねぇんだよ。
オレはアイツとは違う。