関西弁女はその男に一発回し蹴りをした。
……すげぇ。
「うっ……」
「……わかったかいな。お兄さん」
「くそっ……覚えてろよ!!」
そしてその茶髪の男は逃げて行った。
……つーか短ぇスカート履いてるくせによく回し蹴りなんてしたな。
「……大丈夫か??」
「はい。ありがとうございました」
「べつにええで。さっ、気をつけて帰りや」
「はい。あのっ……あなたは一体何者なんですか??」
「あたしか??べつに名乗るほどのもんやないで。……あたしはただの転校生や」
くそっ。
またカッコイイとこ持って行きやがって。