「んだてめぇ。なんか文句あんのかよ」

「……文句もなにもないわ。ひとの迷惑になってんのがわからんのか」

「迷惑??そんなコトオレには関係ないね」

「……とにかく、そこどいて言うとんのや。イヤがってんやからほかの子にでも当たんな」

「てめぇ……ぶっとばす!!」



そして関西弁女に殴り掛かる茶髪の男。

"パシッ"



「なっ!?」

そのパンチを無表情で受け止めた関西弁女は、フッと鼻で笑った。



「……まだまだやなぁ。そんな遅いパンチ、弱くて相手にもならんわ」

「なんだと!?てめぇ……許さねぇ!!」

「……何度やったってムダやわ」