「空哉〜」
「……なぁ」
するとオレの後ろで声が聞こえた。
振り返ってみるとそこには、あの関西弁女が気ダルそうに立っていた。
「……そこどいてくれへんか。邪魔なんやけど」
「あっ!!ごめんね、桐沢さん」
「……べつにええけど」
関西弁女は小さくそう呟いて自分の席に座った。
ほんとにアイツ、相変わらず冷めてんなぁ。
そんなんでよく好きだとか言われるよな。
ありえねぇ。
「なぁ空哉」
「あ??なんだよ」
「桐沢さんってさぁ、すっげぇ美人じゃね??」
「……はっ??」
コイツ正気か!?
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…