「……それはつまり、オレに罪を償わせようってコトか」
「なんや。アンタそういうトコロは意外と鋭いんやなぁ」
「ふざけるな!!オレはなにもしちゃいねぇ。なぜなにもしてないオレが罪を償わなきゃいけねぇんだ!!おかしいだろ!!」
「……おかしい??笑わせんといて。おかしいのはアンタの頭ん中や。……ああ、そうか。アンタの頭ん中は相当腐っとるんやろなぁ」
「なにっ!?腐ってるだと!?」
「そうや。アンタの考えの甘さには呆れたもんやな。……自分がしたコトの罪の重さをわかっとらん。アンタはひとをひとり殺したんやで。……ならそれなりに罪を償ってもらわんと、あたしの怒りが治まんのや」