「……っ」
バキッ……!!
桐沢は唇を噛み締めると、アイツの頬をおもいっきり殴った。
その衝撃でアイツはコンクリートの上に倒れた。
「いっ、てぇ……」
「アンタってほんとサイテーやな。……兄ちゃんがそうするコト予想できてたんなら、なんであんなコトしたんや!!」
そう言い放った桐沢は、アイツの胸倉を掴んで何回もアイツを殴った。
……アイツの頬はいつの間にかたくさんの痣ができていた。
「……アンタはあたしの敵や。アンタだけは絶対に許さん!!殺してやるわ!!」
桐沢はそう言うと、アイツをまた殴り続けた。
「……桐沢」