いや、絶対喜ばねぇ。

喜ぶハズがねぇんだ。



「っ……くそっ!!」

桐沢!!頼むからオレがそっちに行くまでなにもするなよ!!



「桐沢ーっ!!」

オレが恐る恐る倉庫の扉を開けると……。



「はぁ……っ!?」

なっ……なんだよこれっ!!



そこには何人倒れてるかわからないくらいのひとが倒れていた。

たぶんザッと見た限り、百人以上はいる。



「はぁ……だから言うたやろ。あたしのコトナメたら痛い目に遭うって」

「まさか……そんなハズは!!」

「……これでわかったやろ。あたしはただのヤンキーなんかやない」