「安心しな。なにもしねぇよ」
「……まさかアンタ、最初からくるみを誘拐してあたしを呼び出すつもりやったんか」
「ご名答。君がオレを探してるって聞いたもんだから、会ってみたいなぁと思ってね」
「……くるみを返せや」
「今日の６時にあの場所にこい。……そこで決着を着けてやるよ」
「……わかった。６時にそこで会おうや。そこですべて終わらせてやるわ」
「楽しみにしてるぜ??じゃあな」
そしてそのまま電話が切れた。
……やっとやな。
やっとアイツと決着を着ける時がきたんやな……。
あたしはずっとこの時を待ち望んどったんや。
