「……ありがとうな。あたしも苦しくたって構わんし、傷ついたって構わん。……アンタがいればそうでいいんや」
「オレはお前には傷ついてほしくないし、苦しんでほしくない」
「……なんでや。あたしは構わんのに」
「そんなの決まってるだろ。お前が好きだからだ」
「……ありがとう。ほんとにありがとうな」
「オレはお前の弱さやつらさ、苦しみだって全部受け止めてやる。……だからいくら頼ってくれても構わない」
「……知っとるやろ。ひとに頼るのはキライや」
「そんなのとっくに知ってる。だからそう言ってるんだ」
「……たくさん傷つけるかもしれんで、アンタのコト。それでもええんか??」