「……え??」

アイツのパンチを止める!?



「……もしアンタがあたしのパンチを止められたら、おとなしくアンタの言うコト聞いたるしおとなしく守られたる。……それでええか??」

「……でも」

「なんや。そこまでしといて逃げるんか」

「……っ、わかった。お前のパンチ、絶対止める」

「決まりやな。……ほな本気でいくで」



関西弁女は拳を握ると、オレを見つめてから拳を振りかざした。

……っ!!



ヤバいと思ったオレは、思わず目をつぶった。

バキッ……!!



だけど結局手も足も出ず、拳すら止められずにそのまま床の上に倒れた。