バンッ!!
オレは壁をおもいっきり叩いた。
「……意味わからん。なんでアンタが怒るんや」
関西弁女は相変わらずポーカーフェイスを崩すコトなくそう言い放った。
「お前いい加減にオレの気持ちに気付けよ!!オレは……オレはアンタを守りたいんだよ。そばに置いておきたいんだよ!!」
ダメだ……。
自分の抑えてきた気持ちがもう爆発した。
こうなったらもう後戻りはできないし、コントロールもできっこない。
「……アンタなにが言いたいんや」
くそっ……。
なんでオレはこんな無愛想でクールぶった女を好きになったんだろうな……。