「悪かったな。ごめん」
「……ええよべつに」
「そうだ。そいつには会えたのか」
「……会ったで。何年ぶりやろ。もう３年ぶりくらいやな」
「そんなに会ってないのか??」
「……同じ施設で暮らしてた子なんや、そいつ」
「え??」
「……そいつ、あたしの友達やったんや」
「友達??」
「……そうや」
そしてふと、くるみの言葉を思い出した。
……そういやアイツ、施設で仲がよかった子がいたって言ってたな。
「お前友達に会ってたのに、なんでそんな顔してんだよ」
「……反省してるんや」
「反省??なんかしたのか??」
