「……あっ関西弁女」
「……なんやアンタか」
学校から帰る途中近くの公園を歩いていると、関西弁女がベンチに座っていた。
その表情はなにか考えているようだった。
「学校サボってなにしてんだよ。こんなトコロで」
「……アンタには関係ないやろ。ひとがなにしようがあたしの勝手やろ」
「なに怒ってんだよ。オレなんかしたか??」
「……いや、悪かったな」
「えっ」
コイツ今、謝ったよな??
オレに謝ったよな??
「……なんや」
「珍しいじゃん。お前でも謝るコトあるんだな」
「……当たり前や。失礼なコト言うんやな」