「…………」

ポケットに手を突っ込んでそいつをジーッと見つめる関西弁女。



「……へぇ。そういう表情もするんだね」

「……あたしの怒りが爆発する前にとっととあたしの前から失せろ」

「あー怖い怖い。そんなに怒ると寿命が縮むよ??」

「……聞こえへんかったか。とっとと失せろ言っとんのや」

「―――――アイツの情報、知りたくないか??」

「っ!?」

「君の目的はアイツでしょ??」

「……アンタあたしになにがしたいんや」

「だから、情報教えてあげようと思っただけだよ」

「……情報なんていらん。とっととあたしの前から失せろや」