「どういう意味だよ」

「……そのままの意味や」

「なんだそれ」

「……ほな帰ろか」

「あ??ああ」



やっぱり関西弁女は、制服のポケットに手を突っ込んでカッコよく歩いてる。

……よく見ると女だけど女じゃないな。



「……なぁ」

「なんだよ」

「……お腹空かへんか」

「あ??まぁな」

「……せっかくやから、なんか食べに行こか」

「べつにいいけど」

「……じゃあアンタのおごりやな」

「はっ!?」

「……冗談や。まぁおごってくれるならそれでもええけど」

「わかったよ。仕方ねぇからおごってやる」