翌日学校に行くと、関西弁女はまだ来ていなかった。
「……よう」
「ああ」
やっと来たか、関西弁女。
……にしてもコイツが金髪だったとは、考えらんねぇな。
「……なんや」
「べつに。情報は見つかったのか」
「……なんで知っとるんや」
「悪い。くるみから聞いた」
「……ひとの事情に首突っ込む気か」
「そんなんじゃねぇよ」
「……ならあんまりあたしに関わらんほうがええんとちゃう。ろくなコトないで」
「べつに関わったくらいでそんなふうになんねぇだろ」
「……そんなコトないで。あたしと一緒にいたら傷つくで」