「……なのに今の妃菜ちゃんは、笑顔がなくなっちゃった。冷めた女の子になっちゃった」
「……寂しいんじゃねぇのか、アイツ」
「え??」
「……アイツは一人ぼっちなんだろ??ならお前がアイツを支えてやりゃいいんじゃねぇのか??」
「あたしが……妃菜ちゃんを??」
「お前ら幼なじみなんだろ??」
「……妃菜ちゃんは感情を表にしないから、自分の気持ちを話したりしないんだ」
「なら尚更だろ」
「え??」
「お前がアイツを支えてやりゃ、アイツだって少しは寂しさがなくなるんじゃねぇの??」
「……あたしは妃菜ちゃんの支えにはなれないかもしれないよ」