「どこ卓?」

「いや、オレが運ぶよ」

キンさんは、わかった、とドリンクを作り出す。

(富田クンのナンパの手伝い…なんて言ったらキンさん承知しないもんな)

「はい、バムさん!」

「ほい、さんきゅ!」

カウンターの二人組はなんとか富田を会話に引き込もうと盛んに声をかけている。