「ゆー君、ゆー君」

「…何?」


君は、ボクにぼそりと呟く。


「――――アイツ、死ねばいいのにね」


そして、また笑顔になる。


「アイツ…か、」


「そうだよ、ゆー君」



君が、指を指すその先は、ただの女子生徒。



何も着飾りもしていなたい、ただの女子生徒。