「大丈夫?」
 



男の人はあたしにクスッと笑いかけた。




「中学生?もう8時になるからね。親御さんも心配してるだろうし」

 


そっと手をさしのばされる。




たっ・・・確かにあたしが153cmだからって!!服が子供っぽいからって!!




「高校2年生です!!」




顔を真っ赤にしながら、あたしは走り去って行った。





後ろも振り向かずに。




これが、初めての出会いだった。