「この前、街でからまれた時、助けてくれた人がいたの」




「なにそれ!ドラマチック」




「うん。でも中学生と勘違いされちゃって・・・」




「プハッ!アハハ!ま、しょーがない」




うぅ。しょーがないって言われたぁ。
 


明日からお弁当、お茶じゃなくて牛乳にしよう。



「その助けてくれた人が・・・うちの高校に来る先生みたい」



「うっそ!!」

 


驚く美咲ちゃんに、朝の事をすべて伝えた。


「・・・へー・・・」



美咲ちゃんは黙って頷く。



「ミチル」



「な、何・・・?」




「そのせんせーの事、好きになったでしょ」