「どうしてもやめてくれなくて。あたしにも吸え、っていうの。吸いたくはないけど、あたしは彼の事が好き。だから・・・




健人に頼んだのよ」





耳鳴りがした。頭が痛い。




「健人に頼んで、彼のアパートに行ったわ。健人は基本、優しいから。彼が包丁振り回して、健人を脅して・・・あたしも止めたのに、彼は吸わせた」




「何を・・・」




「シンナーを。健人に」