「何で、こんなに女の子連れて来てんの!」


「連れて来たんやない!着いて来たんや!!」



何なんだ、この子…。

え?だだ部活に行こうとしたら着いて来たって?



「そんなわけないじゃん。

それより、どうにかしてよ。うるさくて集中出来ない。」



そもそも、ここは広報部の部室。

イケメンを拝む場所じゃないっつうの。



「どうにかして言われてもなあ…。しゃあない。

おい、そこの女の子たち。蘭ちゃんがキレる五秒前やで。さっさと出て行きな。」


「誰がキレる五秒前だって?一言多いわっ!」


人のこと鬼婆のように言わないでほしい。



『『葵君が言うなら…。』』


帰ろ、帰ろ~ と言いながら部室から出て行く


葵君のファンであろう女の子たち。