「キッスゥー?!え、え、魚の鱚じゃなくて?」 ……いやいやいやいや! 「キッスのことやっ!」とか言われても、全く意味わかんないんだけど。 「もう、蘭ちゃん可愛いわぁ。キス、知らへんの? ……んじゃあ、俺が教えたる。」 そういいながら 近づいてきた葵君の綺麗なお顔。 気付けば、うちの後ろは壁になっていて当然逃げれるわけもなく…… うちは、とっさに目を瞑った。