「べ、別にアンタの為にじゃなくて、
いつも作ってるし、ついでなんだからね!
私と弟の分作るついでなんだからね!
それに、別に嫌なら……」


何、これ。

ゲーム?


でも広瀬も普通に会話してるし、
彼女はどう見ても実在の人物じゃないか。

もしかすると、
すべてが俺の脳内でのみ認識されていて、
実は部屋から1歩も出ていないとか……。

そんな事もありえるかもしれない。

だけど、どうだっていい。


「行きます!」


ここは断る訳が無いだろう!