ヤバい、天国過ぎる!
でれでれとだらしのない顔になっていると
何やら不機嫌そうな顔の西川さんに呼ばれた。
「ご飯出来たから、
終わったなら運ぶの手伝いなさいよ」
「あ、はい!」
ただいま参ります!
匂いも美味しそうだけど、
見た目も美味しそうだ。
綺麗に盛り付けられた料理を、
言われた通り、テーブルへと運んだ。
「いただきます」
……まずは1口目。
カレー粉で味付けが行われたらしいそれは
隠し味に醤油だろうか……
和風な味付けにも感じられて、
さらに肉の油で、大変白米にあう味付けだ
「ど、どう……?」
何故かどもりながら、
西川さんは俺に感想を尋ねた。
「とっても美味しいです!」
素直にそう返すと、
「べ、別にお世辞はいらないんだから……っ!」
「いや、お世辞じゃなくて、
本当に美味しいよ?」
「うん、姉さん、今日も美味しいよ。
料理得意だもんね」
千春ちゃんも賛同して、
彼女の料理の腕を褒めた。