"駄目"だの、"いけない"だの、何だかんだ言って結局自分の首を自分から絞めにいってる。




馬鹿な自分にため息を大きくついた。



そして、自分への嫌悪感を抱きながらも聖とメールや電話を毎日する事が楽しみになっている私に、もっと嫌悪感を抱いた。


どうやったらこの魔のサイクルから脱け出せるのか、なんて分からない。



でも、聖が好き。と、全身が叫ぶように訴えているのは自分でも分かっていた。



…分かっていたからこそ、止まらなかった。止められなかった。




もっと、甘い言葉ばかりが並べられたメールを送って欲しいって思う。


もっと、その低くて掠れた色っぽい声を聞いていたいと思う。



もっと、聖に触れたいって思う。






もっと、もっとって。



体が、心が、聖を求めてる。