「担任の先生から、保健室に西野さんが来るって連絡あったから待ってたんだけど、一向に来ないから何かあったのかと思っちゃった。大丈夫でよかった。」

 先生?何かって?私が自殺でも考えてると思った?

 喉まで出かかった言葉を飲み込んだ。

「気持ち悪くなっちゃって、トイレに駆け込んでたんです。」

 嘘ではない。

「そう。とりあえず、保健室行こっか。」