どんな顔をして、どんな気持ちで、皆このメールを送っているんだろうか。

 私が憎いから?姫佳に言われたから?楽しいから?元々私が嫌いだったから?なんとなく?

 皆に聞きたい。どんな気持ちなのか、逆に自分がされたら立ち向かい戦えるのか。

 そんな風に考え込んでいると、保健室の扉がガラガラと開いて、思わず身構えた。

 カツンカツンと、上靴ではない音がする。保健室の先生だと分かり、安心した。

「・・・グズ」

 鼻をすすり、涙を止めるため深呼吸をした。