姫佳に逆らえないのは、きっと私が反対の立場でも同じだと思う。あんな状態を見たら、誰だってそうだろう。そして、メールはもう少し続いていた。

「だから携帯は肌身離さず持っていて。何か分かり次第すぐに連絡するから。それにかばんを教室に放っていたら危ない。中に何か入れたり、携帯を取り上げたりきっといろんなことをすると思う。昨日のこと、これで許されると思ってない。でも信じて、私は朱莉に死んで欲しくない。これは本当だから。本当にごめん。」