「何かあったら声かけてね。薬は出せないけど、先生を呼んでくるくらいは出来るから。」

 にっこりと笑う優奈先輩はとても可愛かった。長い茶髪のポニーテールがとても似合っていた。

「ありがとうございます。すみません。」

「いいえ。」

 そう言って間仕切りのカーテンをゆっくりと閉めていった。

「俺なんかした方がいい?大丈夫?」

 カーテンの向こうから元基先輩の声が聞こえる。