「ゴローちゃん…。」


「全く、あいつに言っとけ利子は高くついたぞ、って。」


「っ…ありがとう、本当にありがとう!」



ふんわりと、柔らかい微笑み。




あの頃、私に向けてくれた笑顔だ。


大好きな安心できる笑顔だ。






「行って来いよ、」


「ありがとう!」




描き上げた物をもち、入り口へと急いだ。






「っう…!」





早く捕まえなきゃ、