「…そっか、」 「あいつ、最後まで悩んでたよ。俺に殴りかかってきたし。」 その姿を浮かびあげると自然と笑みがこぼれる 「俺もカウンターしたけどな。」 にっと笑い、笑みを見せる。 そういえばいつかの日、頬にばんそうこをつけて帰ってきた日があったかもしれない。 そんな大きな怪我は冷やした方が良い、なんて言ったけど強がっていいんだ。なんて言ってたっけ…。 「…馬鹿だなぁ、」 「馬鹿だよ、あいつ。」