「…ごめんな、繭。」 「なんで?」 彼の横顔は苦しそうだ 「俺が言ったんだ、行けって。あいつ、最初は繭との人生選んでたんだけどさ、無理がある。」 「……。」 「時期が近づいてくるうちに、あいつの監視人が増えてきて、繭の家まで貼り付いてた。」 黒い高級外車が近くに止まっていたことを思い出す。 「繭に機外が及ぶ前に、けじめつけろ。って、言ったんだ。」