「シートベルトしろ、…飛ばすぞ。」 今まで確かに、可笑しな点はいくつかあった。 だけど、しょーちゃんだからしょうがないや みたいに思ってた。 最初の出会いだって、きっと、彼は、新しい生活に戸惑っていたに違いない。 ピシッとプリーツの効いたYシャツに、金髪の輝いた髪色。 注意されつつも、先生は一歩置いて、彼を眺めていただけ。