火傷の傷を探してるんだ。 手の甲にうっすらと浮かび上がる傷。 心配そうに見つめ そっと、 火傷の傷跡にキスをした。 「ッ…しょーちゃん、」 「──…繭、好きだ。」 唇に触れた柔らかい感触は気持ちがいい。 初めてのキスは大好きな人と。 白いYシャツが太陽の光で透き通り、キラキラとした笑顔が私に向けられた。