「モテる男は辛いね。」 「好きな女にはモテないけどな。」 ピクリと身体が反応した。 ゴローちゃんが私をじっと見つめる。 「──…絵、完成した?」 首を横に振った。 声が出ない、どうして? 「俺、諦めないよ?」