「……。」


ガサガサ──…



私は鞄から勢いよくスケッチブックを取り出し、鉛筆を握った。





描きたい。ものすごく。



シュっと滑らかに、一つ一つ形として、


私が描きたい物、好きなものがやっと分かった。